TOP >へそ按腹って
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東洋医学では古くから、お腹は身体全体の状態を映し出す大切な場所と考えられてきました。
当院では、特に「へそ」を身体の中心として大切に考えています。
へそは、生命が育まれる始まりの場所であり、生まれた後も身体の中心に位置しています。
そのため当院では、身体の不調を部分だけで捉えるのではなく、お腹、とりわけ「へそ回り」の状態を丁寧に確認しながら、身体全体のバランスを調えることを大切にしています。

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「按腹(あんぷく)」という言葉をご存じでしょうか。
按腹は、日本で古くから受け継がれてきた伝統医療のひとつです。
江戸時代には広く行われ、お腹の状態を診ながら全身の調子を整える療法として、多くの治療家によって受け継がれてきました。
従来の按腹は、お腹の深い部分まで触れて施術を行うため、高い技術と経験が必要とされました。
当院で行っている「へそ按腹法」は、その考え方を大切に受け継ぎながら、皮膚表面へのやさしい刺激を中心に、お腹本来の働きを引き出すことを目的とした独自の施術法です。
身体への負担が少なく、お子さまからご高齢の方まで安心して受けていただけます。
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へそ按腹法の土台となっているのが、江戸時代初期に活躍した禅僧であり治療家でもあった御園夢分斎(みその むぶんさい)の考え方です。
夢分斎は、お腹を診ることで身体全体の状態を把握し、治療を行う「打鍼法(だしんほう)」を実践していました。
その記録は『鍼道秘訣集(しんどうひけつしゅう)』にも残されており、お腹を身体の根本として捉える考え方が示されています。
当院のへそ按腹法は、この日本古来の考え方を大切にしながら、特別な器具を使わなくても、手によるやさしい施術で身体を調えられるよう発展させたものです。
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私たちは、お母さんのお腹の中で育つとき、最初にへその緒によって命が育まれます。
へその緒を通して栄養を受け取り、身体のすべての器官や臓器が形づくられていきます。
このように考えると、へそは生命の始まりであり、身体の中心ともいえる存在です。
東洋医学には「三焦(さんしょう)」という、身体全体の働きや巡りを調和させる大切な考え方があります。
当院では、この三焦の働きと、へそを中心とした身体のバランスを重ね合わせながら施術を行っています。
へそ回りの状態を調えることで、身体全体が本来の働きを発揮しやすい状態へ導いていく。
それが、当院の「へそ按腹法」の考え方です。
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当院では、症状だけを見るのではなく、身体全体のつながりを大切にしています。
へそ按腹法は、お腹をやさしく調えることで、身体が本来持っている「調える力」が自然に発揮されるようお手伝いする施術です。
一人ひとり異なる身体の状態に寄り添い、その方に合った施術を丁寧に行っています。
日本古来の知恵と、長年の臨床経験から生まれたへそ按腹法を通して、皆さまの健やかな毎日のお役に立てれば幸いです。
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私は鍼灸師として長年、多くの患者様と向き合ってきました。
痛みや不調のある場所を施術すると、その場では楽になることがあります。しかし、しばらくすると再び同じ症状を繰り返してしまうことも少なくありませんでした。
「本当に身体を調えるためには、何が大切なのだろう。」
その問いが、私の長年の探究の始まりでした。
古くから東洋医学では、お腹は身体全体の状態を映し出す大切な場所と考えられています。なかでも日本には、お腹を診て全身を調える「按腹」という伝統医療が受け継がれてきました。
私はその考え方に深く惹かれ、文献を学び、先人たちの知恵に触れながら、日々の臨床で確かめ続けてきました。
さらに、自ら大きな病を経験したことも、私の考え方を大きく変える出来事となりました。
身体が思うようにならない中で、自分自身の身体を見つめ、何度も試行錯誤を重ねました。
患者様から学び、自らの身体でも確かめながら、「身体は一つにつながっている」という確信は、次第に深まっていきました。
その探究の中で、私が最も重要だと感じるようになったのが、お腹、とりわけ「へそ」の存在です。
へそは生命の始まりであり、身体の中心でもあります。
お腹の状態が変わることで、身体全体の働きやバランスが変化していく──その積み重ねを、私は長年の臨床を通して数多く経験してきました。
こうした日本古来の按腹の知恵と、長年の臨床経験、そして自らの体験を重ね合わせる中で形になってきたのが、現在の「へそ按腹法」です。
へそ按腹法は、症状だけを見る施術ではありません。
身体が本来持っている「整う力」が自然に発揮されるよう、お腹から身体全体をやさしく整えていくことを大切にしています。
私はこれからも、お一人おひとりの身体に真摯に向き合いながら、この探究を続けてまいります。